こんにちは。
暮らしの法務アドバイザーこと行政書士の伊藤です。
さて、今年の1月から通い始めた介護職員初任者研修も残すところあとわずかとなりました。
研修においては介護に関するさまざまな知識を学ぶとともに、体の不自由なご利用者を想定した体位変換や衣服の着脱、食事介助など実際に介護の現場で働くうえで必要な実技訓練も行います。
しかし、いくら介護の知識を詰め込み、そして実技を手際よくこなせるようになったとしても、それだけではダメだと私は思います。
一人ひとりのご利用者が安らぎや安心感をもてるような関係を築くためには、その方がこれまでどのような生活を送り、そして今後どのような生活を送りたいと思っているのかというところに心を向けていかなければなりません。
そのためにはご利用者と積極的に向かい合い、その方がこれまで身につけた習慣や文化、価値観などを聞き取り、そして信頼関係を築いていけるようなコミュニケーション能力がとても大事になってくると思います。
でも、このコミュニケーション能力は何も介護の分野に限ったことだけではなく、日常生活においてもとても重要なものですよね。
私は以前はどちらかと言えば人とのコミュニケーションは苦手なほうでした。
しかし、一経営者である以上そんな悠長なことも言ってられませんし、苦手だと分かっていれば努力をして克服すればいいだけだと思い、ある時期からは自分から積極的に初対面の人にも話しかけるようになりました。
そのおかげか、まだまだたどたどしいですが、最近ではいろいろな方とお話をするのが楽しく感じるようにもなってきました。
できないことをできないとただ放置するのではなく、どのようにすれば自分にできるようになるのかといった観点はとても大事だと思います。
特に我々経営者にとっては、常に新しいことや高いところへ目を向け、そして突き進んでいかなければ徐々に後退することにもつながっていくことでしょう。
私もいろいろと試行錯誤を繰り返し、一歩ずつでも確実に前進できるよう頑張りたいと思います。
そして、しっかりコミュニケーション能力を身につけ、そこから一人ひとり異なるお客さまに対して最も適切なサポートを常に考えていきたいと思います。