こんにちは。
本日、神戸市防災コミュニティセンターで救急インストラクター講習を受けてきました。
救急インストラクターとは、万一の救急事故に備え、地域や事業所において心肺蘇生法を始めとする応急手当の指導・普及をしていく者のことです。
現在神戸市では、救急車を要請してから現場に到着するまでに平均で8分かかっていますが、その間に救命処置をした場合と何もしなかった場合とでは、命が助かる可能性が倍ほど違ってきます。
(ちなみに、倒れてから8分間何もしなかった場合には、命が助かる可能性は約10%になります)
命を救うためには、1分どころか1秒でも早い119番通報および応急手当の開始が必要となるため、こういった知識を習得した市民救命士の存在は今後ますます重要となってくるでしょう。
そして、その市民救命士講習の指導に従事する立場にあたる救急インストラクターになるためには、応急手当やそれらに付随する知識などをしっかり身に付けなければならず、さらに実技試験や筆記試験もクリアしなければなりません。
朝から夕方までの講習が計3日間あり、その初日である本日の午前中は神戸労災病院の医師による基礎医学などの講義、そして午後の前半は救急インストラクター制度の趣旨や心構えを学び、後半は心肺蘇生法の実技訓練を行いました。
実は、この救急インストラクター講習を受けるためには、事前に「普通救命コース」・「ケガの手当コース」・「上級コース」を受講していなければならないため、それらの講習において既にAEDの使い方や応急手当の方法などは一通りマスターしています。
しかし、実技の訓練をするたびに様々な新しい課題がみえてきますし、まだまだ覚えなければならないこともたくさんありそうです。
今置かれている環境に感謝しながらも満足せずに、もっともっと努力して自分を高めていきたいと思います。